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■ 【embrace(20代後半男性)の声】
リアルで人と関わることの良さ(2024年10月)
僕は人とコミュニケーションをとることが苦手です。家族と話すことすらも億劫に感じてしまうくらいには苦手です。今も正直苦手です。
ですが、そのコミュニケーションに対する苦手意識も最近だといくらか薄れたような気がします。その理由はきっと、リアルで人と関わることの良さに気付けたからだと思います。
その気付きを得るまでに、僕は人とコミュニケーションをとる上で1つ大きな苦労をしました。それは、ネットで「文字」と「声」だけで自分の気持ちを伝える、相手の気持ちを理解することです。
僕は約4ヶ月前まで数年間家に引きこもり、その間はネットを中心に活動していました。
しかし、ネットでも上手くいったと言えることは多くはありませんでした。その原因は、やはりコミュニケーションの部分にあったと思います。ネットではどうしても「相手の表情が見えない」ことが多く、それによって「文字」と「声」だけを頼りに人とコミュニケーションをとっていくことになりました。元々人と関わることが苦手な僕は、その「相手の表情が見えない」ことが大きな問題となり、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを理解することに更に苦しむことになってしまいました。
そして、そのような経験が積み重なっていくにつれ、コミュニケーションに対する苦手意識が加速し、人と関わる前から自分には出来ないと自己暗示することも増えてしまいました。結果、ネットでも人との交流を避けるようになり、しまいにはせっかく仲良くなれたはずの人と自ら絶縁することも何度も繰り返してしまいました。
こうしてネット上でのコミュニケーションにより大きく精神をすり減らした僕ですが、コミュニケーションはネットだけが全てではないと、今ははっきりと思えます。なのでもし、これを読んで頂いている方がネットでのコミュニケーションに悩んでいたら、「大丈夫」だと伝えたいです。
そう思えたきっかけは、僕が現在通っている八おき塾にありました。最初こそはやはりネットでのコミュニケーションで苦手意識がこびりついてしまった影響で、人と碌に目を合わせられず、話を一方的に聞かされているような状態でした。しかし、周りの人たちが根気強く温かく接していただいたおかげで徐々に精神的に余裕ができ、話している人の表情を伺え、自分の中に話したいことが生まれていきました。例えば、若干強面な「愛は負けぬ」さんが意外とフレンドリーで、そして自分が遊んだことのあるゲームをしていたという話をされて、こんなことを聞きたいなと自然に頭に思い浮かんだこともありました。
そういった過程で段々と話せるようになり、時には、いやよく口に出してしまうのですが冗談を交えたり、たまに、いやこれも冗談と同程度で言いがちなのですが言葉でいじったり(と言いましたが、冗談やいじりでは到底済まされないことを言っていたらこの場を借りて謝罪します。ごめんなさい、マジで反省してます。)と、自分で言うのもアレですが半ばじゃれ合いみたいな掛け合いをしたりもしました。
その中で僕は、長い間見てこなかった「笑顔」に出会いました。僕はその笑顔を見られた時、物凄い幸福感を抱きました。
この幸福感は、きっとリアルで人と接したことでしか手に入れられないものなんだなと実感し、同時に人とコミュニケーションをとることの楽しさ、嬉しさなどを知ることができ、苦手な気持ちが薄らいでいきました。
このような経験から僕はリアルで人と関わることの良さに数年ぶりに気付けることが出来ました。ネットでのコミュニケーションも気軽で一概に悪いとは言えませんが、でもそれを踏まえてもリアルでコミュニケーションをとることは、きっともっと素晴らしいと思います。もしリアルで人と接する機会が無いのであればカウンセリングなどもおすすめです。自分も体験しましたが、勿論良かったです。
最後に、これまで人と対面して会話をしてきて表情の大切さも知りました。なので、これからはより一層お互いが笑顔溢れるようなコミュニケーションを心がけていきたいと思いました。