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若者の声
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きなこもち2
■ 【きなこもち(20代前半男性)の声】
就活を振り返って(2024年9月)
正社員が決まった。10月から働くことになる。
思い返せば、前回の若者の声を書き終えたとき、次の目標として「自分のやりがいを感じられるもの・本当は何がやりたいのかを探してみつけること」と書いた。当時は0からプラスに向かうためにそれが必要だと思っていたからだ。
けれども週5日、朝から夕方までフルで働いてみて分かったのは、そんなことを考える余裕なんて無いということだった。それよりも、この先生きていくのにアルバイトのままではまずいという気持ちや、どうせ同じ時間働くならアルバイトより正社員として働く方がましだろうという気持ちが強くなっていった。
そんな思いから、アルバイトを始めて半年ほど経った5月頃、就活サイトを覗いてみた。するとたまたま10月採用のJRの求人を見つけた。これなら時間もたっぷりあるし手始めにちょうど良いかなと思ったが、流石にいきなり応募するのは気がひけた。まずは求人サイトに登録して様子をみようと思ったのだが、操作を間違って本エントリー完了。こうして私の就活が始まったのだった。
それから毎週の面談では自己PRや志望動機などの履歴書作成を行った。今となっては当時の気持ちは詳しく覚えていないが、アルバイトを続けながらの就職活動は中々にハードで、新しい環境へ向かうプラスの感情といよりも、気が重くなるような部類の気持ちだったと思う。
結局この求人は落ちたのだが、そこで気持ちは切れなかった。この会社じゃなきゃだめだ!という気持ちもほとんど無かったし、それよりは「せっかく時間をかけて作った履歴書を無駄にしてはもったいない」という気持ちが強かったからだ。
そうこうしていると、また鉄道関係(西鉄)の求人を見つけた。鉄道の求人には一回エントリーしているので親近感みたいなものもあって応募することにした。募集要項には面談重視というような文言が書いてあり、アルバイトを続ける中でコミュニケーションについてはそこそこ自信がついていたので、何とかなるんじゃないかという気持ちになれた。
採用試験当日のことはほとんど覚えていないが、面接に手ごたえがあったことは確かだ。(試験の項目の中に健康診断があって、苦手な採血があったため、注射で頭がいっぱいで記憶がない)
手ごたえ通り、後日採用の連絡があって就職が決まった。
就職活動を始めて5カ月、これまでの経験で感じたことはとにかく行動が大事、思い立ったが吉日である。ああだこうだ考えてから行動しても結果はあまり変わらないと思う。それならば動き出しは早い方が良いということ。10月からのことを考えると正直不安しかないが、考えたところでどうなるものでもないので、できるだけ準備して臨むだけだ。