【愛は負けぬ(20代後半男性)の声】 
  答えは自分自身の中にある(2024年2月) 

八おき塾に来るまでの自分はどん底のどん底でした。風呂にもほぼ入らず、身だしなみも全然気にしない。外出はしていましたが、この状態でも何も感じないようなありさまでした。
元々考えすぎてしまったり繊細なところがあったのですが、二十歳を超えたあたりからガタが来ました。考えることに頑張りすぎて行動が伴わず疲れてしまったのです。免疫力も落ちて体調を崩しやすくなり、風邪もよく引くようになっていました。
このままではまずい・・と思って行動はしてみましたが、今までのストレスや疲れに加えて根底に負の気持ちがあり、どう動いても状態はプラスになっていきませんでした。
上がっていくために精一杯考えて動くも結果は出ず。そのうち何をしてもダメと思うようになってしまい絶望。このような状態が3年続きました。

そんな自分を心配して、親から八おき塾へ行ってみないかと勧められました。何をしても駄目という固定観念がすっかり根付いてしまっていた私は、どうせ結果は出ないだろうと思いましたが「今回は結果に繋がるかもしれない」という僅かな希望も捨てきれず、とりあえず行ってみるかという気持ちで通うことになりました。

現在、八おき塾に通い始めて3カ月が経ちました。元々一人で生きていける強い人間だと思っていたので、今まで他人に悩みなどを相談せず、自分で解決しながら生きてきました。また、自分が落ち込んでいた時期にずっと気にかけて色々な協力をしてくれていた両親に対しても、心配させたくないという思いから自分の感情を出さずに生きてきました。けれども今は、以前の硬い感じではなく、冗談を言ったり、前向きに考えることが出来たり、人が寄ってくるような、良いときの自分を取り戻しつつある感じがしています。

きつい時期を過ごしていたときは、自分のことで精一杯で「なんで自分だけ・・・」と自分が一番辛いと思っていて、他人は楽勝な人生を歩んでいると思っていました。しかし、八おき塾に来て人と深く関われるようになって、コーチングで相談にのってもらったり、みんなの色々な優しさを感じることができたことで、人の温かさを感じ感謝の気持ちを持てるようになってきました。今までの他人を軽視してしまっていた自分に気づき、みんなそれなりに苦労しているのだなと感じるようになりました。

正直にいうと、今でも自分が一番きついとは思っています。けれども他人ときつさを比べても何も良いことはないので、自分の方がきつかろうと、そうでなかろうとどうでも良いと思うようになりました。人生は人との繋がりが大事だと分かり、これからは自分よがりにならずにお互い敬意を持って共存していこうと思えるようになったことが一番大きな変化だと思います。

今後の目標は、人に対して感情を表現し自分らしくコミュニケーションをとれるようになることです。それが今まで心配をかけてきた両親への恩返しにも繋がると思います。一番は自分の人生なので自分を表現して人生を楽しんでいきたいと思います。

Copyright © 2015 福岡わかもの就労支援プロジェクト All rights reserved.