【誠(10代後半男性)の声】 
  1年を振り返って(2023年12月 お母様より) 

今年は本当に色々な事があり、もしかしたらうちの子はこの世にいなかったのかもしれません。息子を精神科病院に連れて行った帰り「もういい」って突然怒って飛び出して行き、看護師さんと探し回ってもいなくて、その後も私は何時間も何時間も息子を探し回りました。
たくさんたくさん泣き、たくさんたくさん自分の子育て方を攻め、苦しくて苦しくて、息子が「死にたい」と言った時私も一緒に死のうって思いました。今でも思い出したくない事がたくさんで、現実と向き合い昔を思い出し泣きながら皆さんに伝えています。

自分が一番息子を可愛がり息子の事を理解していたって思っていましたが、いざ息子が行方不明にそして見つけた時「死にたい」と言われて何にもできなかった私。辛くて辛くて放心状態でいつの間にか鳥巣さんに助けを求めて、運転できない私が運転して東比恵まで来ていました。息子は普通に鳥巣さんに会いに行きました。そしたら私にはできていなかった事、鳥巣さんは子どものために時間をとって向き合ってくれました。何時間も席をたたずに息子の話をジーっときいてくれて、息子がどうしたら楽になるか一緒になって考えてくれました。

最近珍しく、鳥巣さんがLINE電話にでない事を息子は心配して「鳥巣さんが出ないとかあり得ないし倒れてないよね❓」って今では反対に息子が心配できるくらいまで元気になっています。そして息子を1番に可愛がってくれていた亡くなった義理の母の教え「時間が解決してくれる」って言葉「そうだよね」って今は思えます。そして、私も少しは成長してきたかなって思えるようになりました。鳥巣さん達は私達にお金では買えない自信というものを思い出させてくれました。

息子が辛くて八おき塾に行けない時に、鳥巣さんがなにも聞いたり話しかけたりはせず、笑顔で迎えに来てくれた事もありました。それがこの前糸島の牡蠣を食べに行く時「鳥巣さん迎えに行くから車で行くね」って普通に息子が話していて、「あれ?昔は鳥巣さんが迎えに来てくれていたのに貴方が迎えに行くようになって凄い成長したねー。鳥巣さん喜んでるんじゃない?」って息子と話しました。息子は「そうだね」って素晴らしい笑みでした。

あの時鳥巣さんがいなかったら、息子と私はこの世にいなかったかもしれません。本当に感謝しています。来年は学校へ戻ると悩みながらも言ってました。来年もよろしくお願いします。

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