【マイペースな亀(20代後半男性)の声】 相談することを忘れないで生きていきたい(2022年11月) 

自分は、高校のころから不眠や吐き気など、体調がすぐれずにいました。大学を受験し、合格した大学はあったのですが浪人することにしました。親には、「もっと上の大学に行きたい」といったのですが、実際は「コミュニケーションなどに不安があり大学入学を先延ばししたい」という理由でした。その後、予備校に通ったのですが、すぐに体調を崩し、引きこもるようになりました。そして、次の年に受験し大学にいくことになりました。

大学生のころは、サークルには入らず、授業に出るだけの生活をしていました。そして、大学4年生の時、研究と就活のことで不安が強くなり、不眠がひどくなり病院の診察を受け、うつ病と診断されました。薬で気分は改善したのですが、状況があまり変わらず大学に行けることはありませんでした。しかし、大学から支援を受けながら、何とか卒業することができました。

大学卒業後は、何も決めてなかったのですが、親の勧めで八おき塾に入りました。通い始めたころは、生活リズムの乱れなどで、出荷センターに通うことが難しい状態でしたが、コーチと一緒に、今の自分に何ができるか考えながら行動を始めました。あまり外出することができなかったのですが、コーチと一緒に歯医者や病院、そして美容院に行きました。今では、自分一人でいくことができるようになりました。

また、八おき塾では自分たちで昼食を作るのですが、一人暮らしの時はコンビニでご飯を買っていたので、料理することができませんでした。しばらくして、レシピを見ながら、他の受講生やコーチと一緒に料理をすることで、自分で料理することに自信がつきました。

八おき塾に入って1年が経ち、コーチが交代となりました。そして、アルバイトを意識するようになりましたが、自分にはまだ難しいと思いました。まずは実際に働いてみようと思い、うつ病についての配慮があるA型作業所に通うことにしました。現在、そこでデータ入力の仕事をやっています。パソコンを使った仕事なので、自分に合った仕事だと思います。なんとか遅刻や欠勤せず続けていけています。

今では、資格の勉強の意欲もわき、今後の仕事について考えることができています。これから先も、困難なことが起きることがあると思います。その時は、八おき塾でできるようになった経験を活かしながら、自分では解決できないことがあったら迷わずに相談しにいきたいと考えています。そして、次のステップに進めることができるように、頑張っていきたいと思います。

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