■ 【ペンギン(30代前半男性)の声】人生を前向きに(2021年7月)
今年の4月、家にこもりがちだった自分を変えたいと思い、以前より調べていた福岡わかもの就労支援プロジェクトに連絡しました。不安と緊張でいっぱいだった僕に鳥巣さんがかけてくれた「君はまだ若い、これから正社員も目指せる」という言葉が背中を押してくれ、自分の力となりました。この3ヶ月間、福岡わかもの就労支援プロジェクトの皆さんと様々な経験を積むことができています。出荷時の伝票書きでは丁寧に書くことを心がけ、その日その日に合わせた料理も、食材選びから取り組みました。その中で僕自身は何事も前向きな気持ちを持つことが大切だということを学びました。1分間スピーチでは、うまく話せないこともありましたが、次に少しでも話せることを目標にして頑張りました。具体的には、自分で楽しそうだな、やってみたいなと思うことを話しました。
この3ヶ月の中で大きく変わったことは、アルバイトを始めたことです。以前は働くことに対して不安がありましたが、現在ではスーパーで品出しの仕事をしています。まだ2週間ほどしか働いていませんが、どうすれば作業が早くできるか考えたり、仕事のありがたさを感じています。毎朝3時に起き約1時間かけて自転車で通勤しており、周りの人たちには「大変だね、きつそうだ」と言われますが、僕自身は全くそのようには思ってはいません。まだ明け方で外も暗いので、人通りや車通りが少なく、風がとても心地よく、自分にとっては大切な時間になっています。仕事をすることで生活習慣が大きく変わり、メリハリがついたことは本当によかったと思います。まだまだ覚えることも多く、慣れないこともありますが、お店に来てくれるお客さんが、心地よく買い物をすることができるような接客をやっていきたいと思っています。
アルバイトを始めたことがきっかけで、以前習っていたキックボクシングをもう一度始めることにしました。7年ぐらいやっていましたが、コミュニケーションが取れず辞めました。しかし、気分転換になりますし汗をかくことが好きなので、今度は続けていきたいです。何年後かには、試合にも挑戦したいと考えています。
近頃、両親や兄弟が体の事を心配してくれたり励ましてくれたり、本当に多くの周りの人たちに支えられてきたんだなと思います。まだまだ不安で、できないことも多くありますが、コーチの皆さんに相談したりして、自分で解決できるように努力し続けていきたいと思います。そして、これから3ヶ月後には、もっと前向きな自分に成長できていたら嬉しいです。
戻る