【 まろにぃ (20代前半男性)の声】調理師学校 志望理由(2020年12月) 

私が調理師を目指す理由は、好きなことを仕事にしようと思ったからです。

少年の頃より、私は好きなことを仕事にしようとは思っていませんでした。なぜなら、好きなことを仕事とした場合、個人としての「好きなこと」と仕事としての「好きなこと」には折り合いをつけることが必要で、その結果、「好きなこと」を嫌いになってしまうのではないかと考えていたからです。したがって、私は「好きなこととは別に、仕事としてできることはなんだろう」と考えていました。

しかし、高校生の時に転機が訪れます。入学して3ヶ月ほどで、学校の雰囲気や、校風に馴染むことが出来ず、不登校になってしまったのです。そんな中で趣味として始めたことの一つが、料理でした。初めは上手くいかないこともありましたが、少しずつ改善を繰り返し、「おいしい」と感じると少し気が晴れたようでした。その後、何とか高校を卒業することが出来た私は、「これまで私が思っていた以上に、私は器用な人間ではないのかもしれない。」と感じていました。
それから現在まで、就労支援活動をされている方とのご縁で、数10回・延べ100名程度の方に私の手料理を食べていただく機会に恵まれました。その方々に「おいしい」と言っていただいたり、自分でも納得のいくものを作ることができたり、次の機会の為に新しい料理を勉強したり、既存のメニューに改善を加えたり、他にも様々な貴重な経験をさせていただきました。

そういったことを続けるうちに、料理が私の「好きなこと」になり、もっと専門的に学びたいと思うようになりました。前述の通り、私は「好きなこと」と別に「仕事としてできること」を身につけることができるほど、自分自身が器用ではないと考えています。したがって、「好きなこと」としての料理に磨きを掛け、それを仕事とする可能性を信じ、御校を志望させていただきました。
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