【Y.I(20代前半男性)の声】はじめの一歩(2019年12月)

福岡わかもの就労支援プロジェクトに参加して9ヶ月が経ちました。この9ヶ月で自分では少しずつではありますが、活力を取り戻せていると思います。

参加したきっかけは、両親が見つけてくれたプロジェクトの佐賀の講演会の新聞記事でした。その時、私は学校を中退した後、何もする気にならず徐々に外に出なくなり引きこもりになっていました。今のままでは駄目だと思っていたので講演会を聴きに行くつもりでいましたが足が向かずに参加することができませんでした。講演会の後、せっかくの機会なので母が相談会に申し込みをして住んでいる地域までわざわざ足を運んでいただきました。そこで鳥巣さんとコーチからプロジェクトの内容を聞いて参加することを決心しました。
週1回のコーチングと月1回のイベントに出来る限り参加して最終目標を決めて、大きな目標のひとつのアルバイトに向けて進むことになりました。
初参加したイベントは3月末にあった花見のバーベキューでした。それまで他の地域の受講生とは交流がなく初めて会う人ばかりだったので、緊張して話しかけることができずにいましたが、先輩の受講生が話しかけてくれて少し気が楽になったのを今でも覚えています。その時とても印象に残ったのは、会話をすればするほど自分と同じように引きこもっていたとは思えない先輩たちの自然な姿でした。自分も卒業する頃には、こんな風になれるのだろうかと少しの不安と大きな希望を感じました。

それでも自分になかなか自信が持てずに進めず足踏みしていたので、コーチに勧められ博多の事務所での出荷作業に通うことにしました。作業を重ねていくうちに手際が良くなっていき確実に終わらせることができるようになり、少しずつ自信を取り戻せています。
目標のアルバイトへの応募をして一歩を踏み出すことができました。1度は落ちましたがめげずに応募していこうという気持ちになったことは大きな変化だと思います。
今だから思うのは、人は明日どうなるかわからない、命や時間は限りがあるから今日を大事にしたいということです。

あの時プロジェクトに参加していなければ家にずっと引きこもっていたと思うので、プロジェクトには本当に感謝しています。
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