■ 【ケイ(20代後半男性)の声】 家を出ましょう(2019年7月)
半年前に比べると毎日目的をもって行動できているような気がしています。半年前は何のやる気もなく退廃的な日々を送っていたが、今では日中は資格試験のための勉強をして、母の仕事が忙しくなってきたこともあり夕飯はほとんど私が作っています。以前は朝寝て昼過ぎに起きるような生活習慣であったのですが、それも改善され朝も8~9時には起床し、一日の活動時間も増えてできることもかなり増えました。一日の活動時間が増えたおかげで本を読む時間を確保することができ、また十数年ぶりに絵を描くようにもなりました。
今は来年の予備試験に向けて勉強を頑張っています。今年は適切な準備ができずに受けた試験でしたが、毎週のコーチとの面談を通じてこれからの過ごし方を具体的に計画する事が出来、今後のモチベーションに繋がりました。
大学は4年制の大学を留年せずに普通に卒業しましたが、4年間を惰性のままに過ごし、当時は特に準備せずにただ資格試験を受けていただけだったと思います。そして一度も就活をしたこともなく、周りが卒業後の進路を決めていく中、ただ漫然と日々を過ごしていたことを覚えています。その後大学を卒業してからの約一年はまさに人生の空白ともいうべき空虚なものでした。家にいてやっていたことといえばアニメを見ながらゲームをすることぐらいでした。いくら趣味といっても同じことだけをしていれば必ず飽きは来るもので、だんだん何をする気も起きなりました。なるほど「退屈が人を殺す」とはよく言ったものだと実感したものです。
今年の2月ごろからコーチングを受けるようになり、毎週コーチのもとに通うようになってから少しずつ自分の意識が変わり、試験の直前には一日の大半を試験勉強のために使えるようにまで意識に変化がありました。結局試験には落ちましたが、来年の試験に向けての確かな足掛かりになったと思います。
いまだ私個人は何も結果を出してはいませんが、この半年ほどで実感したことは行動しなければ何も変わらない、ということです。家の中に居ても家族の言葉に耳を傾ける気にもなれずただ漫然と日々を過ごしているだけの人は、一度家族以外の第三者に自分の考えや経験を話してみるだけでも現状を変える大きな一歩になると思います。全くの部外者に自分の考えを話すだけでも自分の気持ちや考えを整理することに繋がり、自分を見つめなおすことにもなると思います。
とりあえず家から出ましょう!
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