福岡わかもの就労支援プロジェクト



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 【隼人(20代後半男性)の声】 失敗してもいいから (2019年3月) 

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私がここ最近よく思うのは、自分の事ほど難しいものはない、という事です。というのも、鳥巣さんと話す中でウェブデザイナーの道を志し、しかし最終的には建設業界の会社に就職することになるなどとは、将来の目標が何も決まっていない半年前の自分からは想像もできなかった事だからです。
「福岡わかもの就労支援プロジェクト」に参加したばかりの頃、私は自分に自信が無く、失敗を恐れて何か新しい事に挑戦する勇気が持てないでいました。そんな私を勇気付けてくれたのは、鳥巣さんの「失敗してもいいからやってみなさい」という言葉でした。「失敗=悪い事」という固定観念があった私にとって、その言葉は自分の価値観を変えてしまう程に衝撃的でした。その日から徐々に、失敗する事に不安はあれど、恐れる事なく挑戦できるようになっていきました。
通い始めて3ヶ月ほど経過した頃、毎月行われているイベントの幹事の役目を鳥巣さんから振られ、自分に自信を取り戻しつつあった私は快く引き受ける事にしました。イベントの内容はコーチや受講生のみんなで糸島の牡蠣小屋に行くというもので、鳥巣さんと相談しながら計画を練っていきました。イベントの幹事を任されたのは初めてでしたが、責任ある役目に不安を感じていたのは最初のうちだけでした。どの漁港のどの牡蠣小屋にするか、そこまでの交通手段と交通費はどうなるか、一人当たりの予算はどのくらいになるのか……。そんなことを考えながら計画を練るのは楽しく、この事がきっかけで自分から積極的に行動を起こせるようになっていったように思います。イベントの当日は多少トラブルもありましたが、みんなに満足してもらえたようで、無事成功させる事ができました。
そして、この生活の中で最も悩んだ課題がポートフォリオサイトの制作でした。私が就職先の目標として選んだのはウェブデザインの会社で、そこに就職したいのならほぼ必須の課題でした。最初のうちは、何もできていない状態であれこれ悩んで、結局全然進展が無い事を鳥巣さんに報告しに行くような日々でした。そんな状態の私に鳥巣さんがくれたアドバイスは、「目標までの階段を作れ」というものでした。つまり、一足跳びに目標まで行き着こうとするのではなく、目標までの間に小さな目標を少しずつ設定して、最終的な目標に近づけていく、という事です。これを意識して実践していった結果、未熟な出来ながらも、ようやくポートフォリオを作成できたのでした。

そうして就職活動へと至るのですが、ここで思わぬ困難が待ち受けていました。それは、「福岡県内のウェブ制作会社の求人が少ない」という事です。それでも何社かは募集しており、今の自分のレベルで受けられる所はほぼ全て応募しました。しかし中々採用までは至らなかったため、近い業種であるIT関係の会社や、これまでのアルバイト経験が活きるような会社など、視野を広げて応募する事にしました。そんな時に見つけたのが、ITを取り入れた建設関係の会社の求人でした。その会社から内定の連絡があった時、私は迷う事なくやってみたいと思いました。元々やりたかったウェブ関係の会社からの内定もその時点で貰ってはいたのですが、私は建設の会社の方を選ぶ事にしました。この選択には自分自身でも驚いています。
実は「福岡わかもの就労支援プロジェクト」に参加してすぐ、家の金銭面の問題で辞めようと考えた事があります。もしあの時本当に辞めていたら、あるいは最初から自分一人で何とかしようとしていたら、この結果は得られたのだろうか?そう考えると少し怖くもあります。今の私の状態を一言で言い表すならば、良い意味で「開き直っている」のだと思います。どうせ半年前のあの状態まで心が落ち込む事はもう無いのだから、どうせこの先何度も経験した事のない事にぶつかっていくのだから、むしろこっちから知らない事に挑んでやろう、今はそんな気持ちでいっぱいです。
ここで経験した事は一生の宝物になるでしょう。親身になって話を聞いて下さった鳥巣さんやコーチの方々、似たような境遇から共に社会へ歩み出そうとしている受講生のみんなとの交流は、人と繋がる事の大切さを身に染みて感じさせられました。ここでの経験を糧に、社会人としてより大きく成長できるよう、しっかり自分自身と向き合って生きていきたいと思います。
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