福岡わかもの就労支援プロジェクト



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 【ゆうすけ(20代前半男性)の声】 今までを振り返って(2019年2月) 

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自分は最近まで、できるだけ消極的に卑屈に生きてきました。そうすれば、重要なことは周りの人達が決めてくれたからです。しかし社会人になる時、この考え方は通用せず、自分から何もしなければどこにも行けませんでした。また22年生きてきて、自分にはやりたいことが何一つありませんでした。
大学を1年留年したのち、なんとかしてある会社に内定をもらいましたが、働く一週間前に辞退しました。結局はその仕事で正社員として働く自信が無かったのです。 しかしそれから、お先真っ暗という状態になりました。
そこから半年間は、自分の部屋に閉じこもる生活が続きました。何かと理由をつけて外に出るのを拒否しました。家族のいる一階に降りるのも、夜一度の食事と風呂トイレぐらいでした。一人でいるときは、好きだったはずの漫画もゲームも、何もしませんでした。ただベッドに寝転がり、頭の中で自分を責め家族を責め、今まで関わってくれた全ての人達を恨んでいたような気がします。

引きこもっているとだんだん体力が落ちてきて、動かないので食欲も落ちました。加えて、毎日働いている親への後ろ暗さもあり、食事を十分に摂らなくなってしまいました。それでも母親は、朝・昼・晩、毎食準備してくれていました。
ある程度まで行くと、空腹を感じなくなりました。そのためのエネルギーもなかったのだと思います。気づいたら台所で炊飯ジャーを開け、しゃもじでご飯を食べていました。そしてすぐ、食べたことに罪悪感を覚えました。酷いときはそんな繰り返しが半月程続きました。この時期は特に親に心配をかけていたと今では思います。
それから、長続きはしませんでしたが心療内科等に通い始めました。そして親と顔を合わせる辛さより、大げさな言い方かもしれませんが、餓死への怖さ?みたいなものの方が勝るようになり、だんだんと自分の部屋だけで過ごす時間が減っていきました。勉強になったのは、病は気からと言いますが、気の病だったとしても、治すのは体からの方がいいということです。今は、食事は毎食とるようにしています。

気力・体力共に戻りつつあった去年の10月ごろ、母親に連れられしぶしぶ相談会へ行きました。4月ごろから「福岡わかもの就労支援プロジェクト」のことは聞かされていたのですが、その頃は聞く耳を持っていませんでした。
実際お会いして、鳥巣さんのパワフルさ圧倒されました。そして、自分の声が小さいことに気づきました。しかしどう頑張っても大きな声が出せませんでした。この時改めて、自分は引きこもっていたんだと実感しました。鳥巣さんやコーチのお話しを聞いて、一人暮らしをしたいと思い始めました。実家にいては衣食住が満たされ、自分の場合その環境に甘え続けると思ったからです。 しかし、なかなか踏ん切りがつかず、鳥巣さんからの連絡も無視していました。実際に引っ越したのは結局、相談会から2ヶ月後でした。

引越し後、相変わらずやりたいことが無かった自分ですが、とりあえず食うためにとバイトを探しました。2年近く働いていなかったのですが、案外すんなり見つけられ、作業も順調に覚えられました。これも、鳥巣さんやコーチの方々、受講生の皆さんが近くにいるという安心感があったから出来たことだと思います。
そして今年に入って、楽しそうな会社に興味本位で応募したところ、内定をもらいました。びっくりしました。大学の時の就活では面接で軒並み落とされていましたが、今回は一回で決まりました。

面接がまともにできるようになったのは、性格が変わったからなのかなと思っています。以前よりは大分明るくなりました。変化の要因の一番は、色んな人と話したことだと思います。性別はもちろん年や地域など、本当に様々な人と話します。色んな人と話すことで、自分が見えてきます。
引きこもっていた時はあれだけ自分の世界にいたのに、自分のことは見えていませんでした。ただ、無駄な時間だったと思いますが、後悔はしていません。今では引きこもっていた時間も、自分のこれからのために必要だったと思えるようになりました。
ところでイベントの写真などを見ると、受講生みんなすごく楽しそうに見えると思います。もちろん楽しいのですが、決してそれだけではないのです。コーチから働きかけられることは実はそんなにありません。イベントも、毎回参加の意思を確認されます。当日までの準備は受講生の中の幹事が中心となり、基本的には自分たちでやります。自発的な行動が求められ、自分のそれまでの生き方とは真逆で、むしろ厳しいやり方とも思います。
ただ、何かしたいと言えば具体的なアドバイスと共に、すごく応援されます。何気ないことでも、自分とは10倍くらいのテンションの差で褒めてくれます。そうして自然とやる気が出てくると、一人で出来ることがどんどん増えていきます。

僕自身福岡という街がとても住みやすく気に入っています。家賃も安いしお店もたくさんあるし、色んな仕事があるし、なにより「福岡わかもの就労支援プロジェクト」なる団体がありますので、僕みたいに地方に住む若者が再スタートを切るのにも、ピッタリの街だと思います。
福岡に来る足がかりをくれた母親、そして父親に感謝しています。これからはもっと頑張って少しずつでも親孝行していきます。
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