■ 【小春(30代前半女性)の声】3ヶ月経過して(2016年8月)
4月の中頃、世の中は新学期・新生活など新しいスタートを迎えてハツラツとした雰囲気にあふれていましたが、私はまったく反対でした。昨年、会社を辞めて以降後悔ばかりで何もする気がおきず、家にこもってばかりでした。自分にできることは何もない、私なんかが働ける場所などないと思っていました。それでも、このままじゃまずいという気持ちはある、でも動けず、この繰り返しでした。完全に八方ふさがりです。
どうすれば立ち直れるか、インターネットで探し、たどり着いたのが「福岡わかもの就労支援プロジェクト」でした。大地さんの自分自身を取り戻していく様子が、私には眩しく見えました。
「福岡わかもの就労支援プロジェクト」に支援をお願いした後、1週間に1回通いカウンセリングを受ける事から始めました。最初は他人の目が気になり外に出るのも億劫でした。でも、外に出る予定がある、家族以外の人と話す機会がある。これだけで、ふさぎ込んでいた気持ちが軽くなりました。
それでも、将来への不安が大きくなり、昼夜逆転から始まり部屋からも出ず、連絡もなしに約束をすっぽかしてしまった事がありました。せっかく掴んでもらった手を振り切り、また家に閉じこもろうとしました。自分でも自分を見放しかけていたと思います。なのに、そんな私に対して、鳥巣さんは家まで訪ねて来てくれました。まさか家まで来られるとは思いもしませんでした。久しぶりに外に出た私には、木々の緑がやけに眩しく感じました。もし、あの時見放されていたら、今こうして求人に応募している状況なんてありえなかったと思います。怒る時は怒り、嬉しいことがあれば一緒に喜んで、どんな事でも親身に相談にのって頂き本当に感謝しています。
これ以降は、新たな目標であるMOSの資格取得を目指して図書館に通ったり、毎日勉強する事でだいぶ生活のリズムが改善されました。そして、目標があることで毎日の生活にハリが出ました。
スタート地点から少しずつ進んで、いつの間にか思っていたより遠くまで来ていた・・・。これが今の私の状況です。以前は無理だと思ったら挑戦することすらせず、選ぶのは楽な道ばかりでした。心の中では逃げている自分を責めて、どんどん自信をなくすばかりでした。今でもすぐ逃げ出したがる自分がいます。でも「失敗してもいい、まずはやってみよう」こう思えるようになりました。
まだ道半ばです。これから先も困難な場面にたくさん直面すると思います。でも応援してくれる家族や、「福岡わかもの就労支援プロジェクト」の皆さんがいらっしゃいます。決して一人ではありません。次の目標である就職に向けて、一歩、一歩を踏みしめていきます。
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